IT技術者専用シェアハウスが満室


収益物件として売却予定

人材派遣事業のウィルグループ(東京都中野区)が運営しているIT技術者専用のシェアハウス『テックレジデンス恵比寿』が6月19日、全12室の入居契約が決まった。4月末に完成した物件。
収益不動産として投資家に売却するもので、年内には目黒エリアで2棟目の物件を開発予定だ。

暮らしにかかわる新規事業を創出する一環で着手した。入居者間や地域社会とのコミュニティ形成ができる集合住宅を企画しようとシェアハウスに着目し、2014年から事業部を設けた。14年11月には東京都渋谷区表参道で既存の建物をリノベーションしたIT技術者専用シェアハウスの運用を始めたが、オーナーの意向で16年12月に取り壊している。全16室で運営は同社で手掛け、一時は40人の入居待ちがあったという。

その後、新築で『テックレジデンス恵比寿』を開発、36人の応募があった。場所はJR「恵比寿」駅から徒歩10分、鉄骨造の陸屋根6階建て。1階はリビングやキッチンなどの共有部、2~5階が個室で各フロアにトイレとシャワーユニットを設けている。専有部の広さは12㎡で洗面台とミニ冷蔵庫を設けている。最大速度1Gbpsのインターネット回線を共有部と各部屋に備えている。リビングの壁は白く、直接プロジェクターを投影できるようにしている。賃料は11万3000円~12万2000円。別途管理・共益費1万5000円が必要になる。入居者は女性5人男性7人で、20~30代が中心。フリーランスで働く人もいる。

シェアハウス事業部の若泉大輔部長は「IT技術者に対象を絞ることで起業する人や技術開発が生まれるなど発展的なコミュニティをつくることができる。勉強会の情報を共有したり、自ら主催したり知的好奇心が高い入居者が集っている」と語る。

年内に完成予定の目黒の物件はRC3階建てで全18室。今後、新築や既存物件のリノベーションなど積極的に開発を進めていく方針だという。

(全国賃貸住宅新聞様より引用)